産官学連携の歴史を振り返って

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京都大学大学院 医学研究科 室田 浩司

1. はじめに

産官学連携の歴史に関する著作を読むと、日本 では「大学等技術移転促進法」(1998 年8 月施行) 以降を、米国では「バイ・ドール法」(1980 年施行) 以降の歴史を中心に記述されたものがほとんどで あることがわかる。

筆者は、上記よりもさらに遡って日米の歴史を 比較することで、より有益な示唆を得られると期 待しつつ、これから日米の産官学連携の歴史を振 り返っていこうと思う。なお本稿では、米国の産 官学連携の歴史を、萌芽期(第二次世界大戦〜 1960 年代中頃)、低迷期(1960 年代後半〜1970 年 代)、本格期(1980 年〜現在)といった3 つの期 間に分類する。特に萌芽期については、これまで あまり語られることのなかった部分であることか ら、詳細に記述していきたい。

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年 代

技 術

1970年代

日米欧で研究開発が始まる。

1980

日本から光造形法の特許出願。

1986

米国で光造形法の特許成立。

1987

世界初の3Dプリンタ発売。

1988

米国で熱溶融積層法の特許成立。

2005

英国でRepRapプロジェクト発足。

2008

熱溶解積層法の特許が失効し、主にパーソナル用途にさまざまなメーカが参入。

2012

米国で3Dプリンタの研究機構(NAMII)設立。

2013

オバマ大統領が3Dプリンタによる米国の製造業回帰を一般教書演説。

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方 式

特 徴

光造形法

光硬化性樹脂を用い、レーザ光を集光して2次元走査し、樹脂を一層ずつ固化させる。大型の試作品の製造も可能。

熱溶解積層法

熱で溶かした樹脂を型に押し付けて成型する。熱可塑性樹脂を用いることができる。

粉末焼結法

高出力レーザ光を集光し、樹脂や金属などの粉末を部分的に固化させる。

粉末接着法

主に石膏粉からなる粉末をノズルから噴出する接着剤によって部分的に固化する。

面露光法

光造形法の一種である。一層のデータをプロジェクタによって一括照射して固化させる。

インクジェット法

光造形法の一種である。インクジェットノズルによって樹脂を塗布し、露光して固化させる。

 

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